そうなのです。
Page1さんがお店を始められて30周年。
そして、綿引明浩さんがアーティストとして活動をされてちょうど30年なのだそうです。
なんて素敵な偶然でしょう。
綿引さんといえば、ピッコロ版画などのエッチング、
それからアクリルパネルを使った作品の印象が強かったのですが、
――今回はそこにガラスの作品も加わっていました。
こちらの美しい緑は、着色したのではなく自然に出る色なのだそうです。
こちらはまた別の作品なのですが、こうして光が加わるとまた全然違う表情を見せてくれて、二度うっとり。
こうした演出はガラスならではですね。
これは、綿引さんと若いガラス職人さんがコラボレーションして、製作されたのだそうです。
そしてこちらも美しかった、ピッコロエッグ。
真ん中に浮かぶ球が、黄身のようであり、月のようでもあり、
たまごとして完結している世界でありながら、あらゆるものを内包している宇宙のような。
製作の方法や技術的なことや、一緒に製作に携わった職人さんのこと、それから作品のこと、
この作品を見るために灯りを消したギャラリーで、色々なお話を聞くことができました。
(雨降りで、外が薄暗い日でちょうど良かったかもしれません(笑))
今までに、二度、ページワンさんで綿引さんの展覧会にお邪魔したことがあるのですが、
最初は、初めて出会う世界に、ただひたすら圧倒されて、口をぽかーんと開けて見入っていました。
二度目は、まるで綿引さんの頭の中に入り込んでしまったような、作品世界に圧倒されて。
今回は、「またお会いできましたね!」と、不思議と、ちょっと懐かしいような感覚がしました。
こちらは、今回一番最初に目に飛び込んできた作品。「ローマの猫」
かわいいでしょう?
ローマの猫というのは、茶色と赤茶色のトラ猫(いわゆるチャトラ)を言うのだそうです。
ローマの教会の壁の色がそういうベージュ色なのだそうです。
アクリル作品ではこちらがなぜか一番惹かれました。
東京や名古屋の様な大都市圏ではない浜松で、こんな風にアートに触れられる機会は滅多にありません。
しかも作家さんに直接お話を伺える機会はもっと貴重です。
是非、綿引さんが在廊されている時に、ページワンさんへ!
そして観て、触れて、楽しんでくださいね!
綿引明浩展は11月9日(日)まで、浜松Page1さんで開催中です
(綿引さんは、3日(祝)8日(土)9日(日)に在廊予定だそうです)
おまけ
こちらは、はるばる東京からいらした綿引ファンのご主人様を守るナイトくんです(´ω`)
とってもお利口さんで、おとなしくしていて、でもとても人懐こくて、私はもちろんですが、お客さんみんなメロメロになっていました。
綿引さんもニコニコでした(笑)