さて、そんなこんなで1週間がたって。
常に携帯電話を持ち歩いて、飼い主さんからの連絡、もしくは情報提供を待っていたのですが、連絡はなく……。
一方迷子ちゃんの方は、狭い部屋に閉じ込められて、かなりストレスがたまってきていました。
「出してよ~」と大きな声で鳴いては、出られるところはないかと色々な隙間にもぐりこみ、バリバリしてみたり。
最初はドアを開けようとしたのですが、それは無理だと思ったのか、今度はドアの前の床を掘り堀りしだしたり。
出来るだけ迷子ちゃんと一緒の部屋で過ごすようにしてはいたのですが、やはり家事や用事もあって、ずっと一緒にいるわけにもいかず。
まりんちーもこんな感じで少し離れた場所から迷子ちゃんがいる部屋のドアをじーっと見つめていたり。
時には、部屋の前にずっと座っていたり、扉の下の隙間を熱心に匂ってみたり。
気になっているのは間違いありません。
まりんちーと接触を避けるためとはいえ、閉じ込める限界を感じて、感染症の検査を受ける事にしました。
常に携帯電話を持ち歩いて、飼い主さんからの連絡、もしくは情報提供を待っていたのですが、連絡はなく……。
一方迷子ちゃんの方は、狭い部屋に閉じ込められて、かなりストレスがたまってきていました。
「出してよ~」と大きな声で鳴いては、出られるところはないかと色々な隙間にもぐりこみ、バリバリしてみたり。
最初はドアを開けようとしたのですが、それは無理だと思ったのか、今度はドアの前の床を掘り堀りしだしたり。
出来るだけ迷子ちゃんと一緒の部屋で過ごすようにしてはいたのですが、やはり家事や用事もあって、ずっと一緒にいるわけにもいかず。
まりんちーもこんな感じで少し離れた場所から迷子ちゃんがいる部屋のドアをじーっと見つめていたり。
時には、部屋の前にずっと座っていたり、扉の下の隙間を熱心に匂ってみたり。
気になっているのは間違いありません。
まりんちーと接触を避けるためとはいえ、閉じ込める限界を感じて、感染症の検査を受ける事にしました。
寄生虫やノミはお薬で駆虫できますが、感染症はそうもいきません。
特に気をつける必要があるのは、ネコエイズとネコ白血病と聞いていました。
これがなければ、さしあたり、まりんちーと一緒にいても問題はないだろう、という事で最初に連れて行ったのと同じ獣医さんへ。
状況を説明して、採血。
検査の結果は――ネコエイズ陽性、でした。
まさか……と思いつつ、でもショックで、言葉が出てきませんでした。
もし、飼い主さんが見つからなかったら。
その時は里親さんを探さないとな~とか、漠然と考えていました。
子猫じゃないし、里親さん探しが難航するかもしれないけど、その時はうちで気長に預かればいいかな、とかとも。
けれど、けど、エイズキャリアだとしたら、まりんちーと一緒にはさせられない?
それから、里親さん探しもかなりハードルが上がっちゃう?
とかグルグル。
野良猫ではエイズキャリアが多くて半分くらいが感染しているっていう話は聞いた事がありました。
だから、もうちょっとその辺りの可能性を考えておいても良かったはずなんですけど……。
「こんなに性格の良い綺麗な子なのにねぇ」
と先生や助手さんがそう言っていました。
「女の子だし、母子感染なのかなぁ」
「もしかしたら、それで捨てられちゃったのかな」
とも。
けど、けども。
「今なら、ワクチンあるのに」
って。
え?
ワクチン、ある?
ネコエイズのワクチンがある、という事をおっしゃったのです。
私の知識では、ネコエイズはワクチンがないから、とにかく感染しないようにするしかない、というところでとまっていて。
何でも、初年は3週間ごとに3回、翌年からは1年に1回ワクチンを打てばネコエイズを予防できるのだそうです。
「とにかく、この子には混合ワクチンを打って、
もう1匹の子はエイズワクチンを打った方がいいよ」
もし里親さんを探すにしても、混合ワクチンは必須です。
迷子ちゃんには混合ワクチンをお願いして、打ってもらいました。
そして帰ったその足で、今度は まりんちーを連れて病院へ。
一応感染症を検査して、ネコエイズ、白血病ともに陰性なことを確認してから、ネコエイズワクチンを打ってもらいました。
ワクチンを打ったからといって、すぐ抗体が出来るわけではありません。
3週間ごとに3回打って、3回目から約3週間後に抗体が十分になるのだそうです。
それに、3週間ごとというのも、3週間以上間があいてしまったら、また1回目からやり直しだそうで……(汗)
きちんとした接種が必要です。
それと同時に。
ネコエイズについての正しい知識も。
ネコエイズは、ネコ同士のグルーミングでは感染しません。
食餌の器を共用しても、感染しません。
感染するのは、妊娠出産を通しての母子感染や、流血を伴うような喧嘩で、あまり感染力の強いウィルスではありません。
それから、仮に感染していても(キャリアであっても)、ネコの場合は人間とは違って、発症せずに天寿を全うする子も多いこと。
野良の子達に比べたら、ストレスの少ない環境で飼育されている子達は、そういう子が少なくないそうです。
ともあれ。
迷子ちゃんがキャリアであっても、今すぐ何かが変わるわけではありません。
状況が分かったというだけで。
この日の午前中は、まいちゃんとまりんちーの受診で終わってしまいました。
ネコたちも疲れたと思うけど、人間も疲れたー。
そして重い体の反面、お財布がとても軽くなりましたー(涙)
あ、でもこちらの獣医さんは以前、先代ウズがお世話になっていたところで。
今回の迷子ちゃんの保護の経緯もお話していたので、ご厚意で、ちょびっとだけ、診療費をおまけしてくれました。
ありがたい事です。
前回のポスターの時もそうでしたが、そういうお気持ちに、とても励まされました。
ありがとうございました。
そして、まだまだ続きます……σ(^◇^;)
特に気をつける必要があるのは、ネコエイズとネコ白血病と聞いていました。
これがなければ、さしあたり、まりんちーと一緒にいても問題はないだろう、という事で最初に連れて行ったのと同じ獣医さんへ。
状況を説明して、採血。
検査の結果は――ネコエイズ陽性、でした。
まさか……と思いつつ、でもショックで、言葉が出てきませんでした。
もし、飼い主さんが見つからなかったら。
その時は里親さんを探さないとな~とか、漠然と考えていました。
子猫じゃないし、里親さん探しが難航するかもしれないけど、その時はうちで気長に預かればいいかな、とかとも。
けれど、けど、エイズキャリアだとしたら、まりんちーと一緒にはさせられない?
それから、里親さん探しもかなりハードルが上がっちゃう?
とかグルグル。
野良猫ではエイズキャリアが多くて半分くらいが感染しているっていう話は聞いた事がありました。
だから、もうちょっとその辺りの可能性を考えておいても良かったはずなんですけど……。
「こんなに性格の良い綺麗な子なのにねぇ」
と先生や助手さんがそう言っていました。
「女の子だし、母子感染なのかなぁ」
「もしかしたら、それで捨てられちゃったのかな」
とも。
けど、けども。
「今なら、ワクチンあるのに」
って。
え?
ワクチン、ある?
ネコエイズのワクチンがある、という事をおっしゃったのです。
私の知識では、ネコエイズはワクチンがないから、とにかく感染しないようにするしかない、というところでとまっていて。
何でも、初年は3週間ごとに3回、翌年からは1年に1回ワクチンを打てばネコエイズを予防できるのだそうです。
「とにかく、この子には混合ワクチンを打って、
もう1匹の子はエイズワクチンを打った方がいいよ」
もし里親さんを探すにしても、混合ワクチンは必須です。
迷子ちゃんには混合ワクチンをお願いして、打ってもらいました。
そして帰ったその足で、今度は まりんちーを連れて病院へ。
一応感染症を検査して、ネコエイズ、白血病ともに陰性なことを確認してから、ネコエイズワクチンを打ってもらいました。
ワクチンを打ったからといって、すぐ抗体が出来るわけではありません。
3週間ごとに3回打って、3回目から約3週間後に抗体が十分になるのだそうです。
それに、3週間ごとというのも、3週間以上間があいてしまったら、また1回目からやり直しだそうで……(汗)
きちんとした接種が必要です。
それと同時に。
ネコエイズについての正しい知識も。
ネコエイズは、ネコ同士のグルーミングでは感染しません。
食餌の器を共用しても、感染しません。
感染するのは、妊娠出産を通しての母子感染や、流血を伴うような喧嘩で、あまり感染力の強いウィルスではありません。
それから、仮に感染していても(キャリアであっても)、ネコの場合は人間とは違って、発症せずに天寿を全うする子も多いこと。
野良の子達に比べたら、ストレスの少ない環境で飼育されている子達は、そういう子が少なくないそうです。
ともあれ。
迷子ちゃんがキャリアであっても、今すぐ何かが変わるわけではありません。
状況が分かったというだけで。
この日の午前中は、まいちゃんとまりんちーの受診で終わってしまいました。
ネコたちも疲れたと思うけど、人間も疲れたー。
そして重い体の反面、お財布がとても軽くなりましたー(涙)
あ、でもこちらの獣医さんは以前、先代ウズがお世話になっていたところで。
今回の迷子ちゃんの保護の経緯もお話していたので、ご厚意で、ちょびっとだけ、診療費をおまけしてくれました。
ありがたい事です。
前回のポスターの時もそうでしたが、そういうお気持ちに、とても励まされました。
ありがとうございました。
そして、まだまだ続きます……σ(^◇^;)